サンコウ電子研究所

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創業から60年以上にわたり、高い評価と信頼を得て来たサンコウ電子研究所。この記事では、同社の非接触厚さ計、サポート体制、導入事例などを紹介しています。

サンコウ電子研究所キャプチャ
引用元:サンコウ電子研究所公式HP
(https://www.sanko-denshi.co.jp/)

サンコウ電子研究所の主な非接触厚さ計

コートマスター Flex非接触膜厚計

コートマスター Flex非接触膜厚計イメージ
引用元:サンコウ電子研究所公式HP
(https://www.sanko-denshi.co.jp/products/coating-thickness-meters/related-measuring-instruments/coatmasterflex/)

高度な光熱放射法を活用し、非接触で測定できます。湿潤・乾燥のどちらの状態にも対応し、コーティングの厚さ、曲面、コーナー、エッジ部なども測定可能。

塗装ラインが稼働していたり、塗布直後であってもリアルタイムに測定できるため、やり直しや突き返しなどを回避して施工時間を大幅に短縮します。

種類 光熱放射法
測定対象物 プラスチック上のペイント、亜鉛フレークコーティング(低温焼付塗装)、プラスチック基板上のレーザーコーティング、繊維強化セメント板、中密度繊維板(MDF/木質繊維を原料とする成型板)、粉末コーティング(アルミコーティング)
測定範囲 5-500μm(コーティングの状況による)
測定精度 公式HPに記載なし
用途 塗装被膜など防食皮膜の厚さを非破壊で検査
価格 公式HPに記載なし
製品サイズ 374 ×91×203mm
ミツトヨの
非破壊で防食皮膜の厚さを
検査する膜厚計

「川崎ものづくりブランド」にも認定され、国内でも高いシェアを誇るサンコウ電子研究所の非接触膜厚計。素地の種類や膜の種類などから、用途に応じた器種の選び方ができるラインナップがあります。

塗装ラインの稼働中や塗布直後であっても測定でき、測定時間も数秒なので、施工時間を大幅に短縮することができます。

非接触厚さ計といっても、計測対象や求める精度によって適した方式は異なります。導入成果の最大化には、使用環境に合った製品選びが重要です。
このサイトでは、「連続生産されるシート材を安定して測定したい」「材質ごとの反射率に左右されず測定したい」「多層構造の膜厚を正確に評価したい」といった計測の対象と目的に応じて選べる非接触厚さ計3選を紹介しています。
特徴や対応方式を比較しながら、自社に合ったモデル選びのヒントとしてご活用ください。

サンコウ電子研究所のサポート体制

サンコウ電子研究所公式HPから、各種取り扱い説明書、製品カタログ、ドライバ・ソフトウェアなどがダウンロードできるようになっています。またQ&Aも掲載されており、わからないことはまずここで確認できます。動画による紹介や使い方ガイドもあり、わかりやすく説明されています。

サンコウ電子研究所の導入事例

公式HPに導入事例が掲載されていませんでした。

サンコウ電子研究所の会社情報

会社名 株式会社サンコウ電子研究所
本社所在地 神奈川県川崎市高津区久末1677
電話番号 03-3254-5031(東京営業所)
URL https://www.sanko-denshi.co.jp/
【計測対象別】
非接触厚さ計3選

非接触厚さ計は、計測対象となる材料や厚み・範囲、用途に合ったタイプを選ぶことが大切です。
ここでは、計測対象別に適した非接触厚さ計3製品を
紹介していきます。

連続生産ラインの
薄物シート材なら
『SX-1100』
ナノグレイ
  • 放射線式

    X線やβ線を素材に照射し、透過した放射線量から厚さを算出。
    振動や素材の色に影響されず、安定した非接触測定が可能。

    【こんな用途におすすめ】

    材質が透明・半透明(フィルム、ガラス)、黒色・光沢のあるものを計測したい。
    高速搬送や振動がある連続ラインで、薄物シートのリアルタイム監視を行いたい。

    放射線式
放射線式
揺れ・素材に強い
汎用型モデル
  • 物質を透過し測定するX線式を採用しているため、黒色材、散乱体など素材を選ばず「透過測定」が可能
  • 高感度・高速応答の放射線検出方法「シンチレーション検出器」採用で、金属箔など薄物の搬送系での精度±0.1μmを実現
搬送で揺れのない
厚物シート材なら
『thicknessGAUGE C.LL』
Micro-EpsilonJapan
  • レーザー式

    上下のレーザー変位センサで表面距離を測定し、その差から厚さを算出。
    非接触でμm単位の高精度測定が可能。

    【こんな用途におすすめ】

    金属・薄いプラスチックで放射線を避けたい。
    静止または揺れの少ない搬送環境で正確に測りたい。

    レーザー式
レーザー式
剛体向け
高精度モデル
  • 揺れのない対象物に精度の高い計測ができる「三角測量方式」を採用し、システム
    精度±1/±5μmを実現
  • 金属・木材・プラスチックなど、一般的な工業材料に対応し、材質ごとの反射率の違いに左右されにくい安定した測定ができる
化学組成の異なる
多層フィルムなら
『赤外線極薄厚さ計IRMT01』
チノー
  • 赤外線式

    素材が特定波長の赤外線を吸収する性質を利用し、層ごとの厚みを測定。
    多層フィルムの非破壊・非接触測定に向いている。

    【こんな用途におすすめ】

    コーティング膜や電池電極など多層を見分けたい。
    極薄膜をリアルタイムでモニタリングしたい。

    赤外線式
赤外線式
薄膜対応の
層別測定特化モデル
  • 表面反射を除去して精度を高める「P偏光正反射方式」により、異なる化学組成の層を識別しやすい
  • 10µm以下の極薄膜に対応し、28msの高速更新周期でインライン厚み管理が可能。リアルタイムに変化を把握でき、工程調整や不良発生を抑制