明産株式会社は、製紙やフィルム加工向けのNCスリッターや厚さ計の開発を手がける専門メーカーです。ユーザーの要望に合わせて独自開発された非接触式厚さ計は、放射線を使用しない安全な設計でありながら、サブミクロン単位の高精度測定を実現しています。この記事では、明産が提供するインラインや卓上型の非接触厚さ計の特徴、サポート体制、会社情報について詳しく解説します。
TM-A Seriesは、明産がこれまで培ってきた測定技術を応用し、空中での非接触測定(ウェブ測定)を可能にしたインライン厚さ計です。共焦点センサーと独自の補正機能により、環境変化の影響を最小限に抑えながら高精度な計測を実現しています。
バックアップロールやエアカットロールを必要とせず、材料をニップ(挟み込み)することなく測定できるため、リチウムイオン電池の電極材など、傷や変形に敏感な素材の測定に最適です。また、生産ラインの加減速時でも安定した測定が可能です。
| 種類 | 非接触ウェブ厚さ計測システム(共焦点センサー) |
|---|---|
| 測定対象物 | 電池電極材、各種ウェブ素材など |
| 測定範囲 | ~500μm |
| 測定精度(分解能) | 0.25μm |
| 用途 | 製造ラインでのインライン厚み計測 |
| 価格 | 公式HPに記載なし |
TM-M Seriesは、LEDを光源とする光学センサーと静磁界磁気センサーを組み合わせた「高性能ハイブリッドセンサー」を搭載しています。光ビームの遮光位置とロールまでの距離の差分から厚みを計算する独自のセンシングシステムにより、ロールの熱膨張や振動による変動を自動的に補正します。
放射線を一切使用しないため、設置時の特殊な免許が不要で安全に運用できるのが大きなメリットです。アルミ箔や銅箔といった非磁性体金属箔をはじめ、複合フィルム、着色・印刷されたフィルム、セパレーターなどのポーラス(多孔質)材まで、幅広い素材の測定に対応します。
| 種類 | 遮光方式+磁気センサー(ハイブリッド式) |
|---|---|
| 測定対象物 | 非磁性体金属箔、複合フィルム、特殊フィルム(透明・印刷・着色)、セパレーターなど |
| 測定範囲 | 公式HPに記載なし |
| 測定精度 | 公式HPに記載なし |
| 用途 | 製造ラインでのインライン厚み計測 |
| 価格 | 公式HPに記載なし |
PW-2は、オフラインでの品質確認に最適な卓上型の非接触厚さ計です。セッティングしたシートを上下に配置した光センサーで挟み込むように測定し、移動機構にサーボモーターを採用することで、正確な位置での連続測定を実現しています。
非接触式であるため、従来の接触式では計測が難しかった電極材の塗工部と箔部の境界(段差部分)も正確に測定可能です。0.25μmの最小分解能を持ち、製品の一部を切り取って詳細な厚みプロファイルを確認したい開発現場や品質検査室で重宝されています。
| 種類 | 光センサー式(非接触卓上型) |
|---|---|
| 測定対象物 | 電極材、シート材など |
| 測定範囲 | 最大シート厚み 500μm |
| 測定精度(最小分解能) | 0.25μm |
| 用途 | オフラインでの卓上品質検査 |
| 価格 | 公式HPに記載なし |
独自の光センサーやハイブリッド方式を採用し、放射線免許不要で最小0.25μmの超高精度なウェブ測定を実現します。
デモ機の用意があり、実際のラインに近い環境でのテストも可能なため、自社の特殊な素材や独自の製造ラインでも安心して導入できる体制が整っています。
非接触厚さ計といっても、計測対象や求める精度によって適した方式は異なります。導入成果の最大化には、使用環境に合った製品選びが重要です。
このサイトでは、「連続生産されるシート材を安定して測定したい」「材質ごとの反射率に左右されず測定したい」「多層構造の膜厚を正確に評価したい」といった計測の対象と目的に応じて選べる非接触厚さ計3選を紹介しています。
特徴や対応方式を比較しながら、自社に合ったモデル選びのヒントとしてご活用ください。
明産の厚さ計製品の多くにはデモ機が用意されており、導入前に実際のサンプルや運用環境に近い形でのテストが可能です。対象物の素材や厚みに応じて適切な計測器を検討できるため、ミスマッチを防ぐことができます。
また、同社は「徹底した顧客第一主義」を掲げており、ユーザーが抱える現場の課題に応える形で製品を独自開発してきた実績があります。顧客ごとの特殊な生産ラインや要望に沿った設計・提案を得意とし、技術面での柔軟なバックアップ体制が期待できます。
明産の公式サイトでは、具体的な導入企業名や詳細な事例インタビューは掲載されていませんでした。しかし、製品開発の背景や仕様から、リチウムイオン電池の電極材製造ラインや、各種複合フィルム、非磁性体金属箔などの品質管理において幅広く導入されていることが分かります。実際の運用イメージについては、デモ機でのテストを通じて確認することをおすすめします。
| 会社名 | 明産株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 〒416-0946 静岡県富士市五貫島966-2 |
| 電話番号 | 0545-63-9510 |
| URL | https://www.maysun-eng.co.jp/ |
非接触厚さ計は、計測対象となる材料や厚み・範囲、用途に合ったタイプを選ぶことが大切です。
ここでは、計測対象別に適した非接触厚さ計3製品を
紹介していきます。