ナプソン

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ナプソンは、半導体ウエハや薄膜材料の抵抗率・シート抵抗、厚さ測定器の開発・製造を手がける専門メーカーです。1984年の設立以来、世界各国の電子デバイス製造現場へ最先端の計測ソリューションを供給しています。この記事では、ナプソンが提供する非接触ウエハフラットネス・厚さ測定システム「FLA-200」の特徴やサポート体制、会社情報について詳しく解説します。

ナプソン 厚さ計 イメージ
引用元:ナプソン公式HP
(https://www.napson.co.jp/)

ナプソンの主な非接触厚さ計

FLA-200 ウエハーフラットネス測定システム

FLA-200 製品イメージ
引用元:ナプソン公式HP
(https://www.napson.co.jp/products/flat/product01/)

FLA-200は、半導体や太陽電池材料として用いられるウエハサンプルの厚さと平坦度(フラットネス)を同時に計測できる非接触式の測定システムです。5mm径の静電容量式プローブを採用しており、繊細なウエハ表面に一切接触することなく、極めて高精度な測定を実現しています。

最大の特長は、60秒以内に最大12,000点もの多点スキャンを行うことができる圧倒的な高速測定性能です。ウエハ全体の厚み変化(TTV)に加え、自重や内部応力によるソリ(BOW、WARP)、さらにはASTM規格に準拠したサイト/グローバルフラットネスまで一元的に数値化します。付属の専用ソフトウェアは、収集したデータを2Dおよび3Dマッピングで視覚的にわかりやすく表示できるため、開発現場や量産ラインの検査効率を劇的に向上させます。

種類 非接触式フラットネス・厚さ測定システム(静電容量式プローブ)
測定対象物 シリコン、ポリシリコン、SiC、シリコン系エピタキシャル、イオン注入サンプル、化合物半導体(GaAs Epi、GaN Epi、InP、Gaなど)
測定レンジ 厚さ:200~1,200μm、Bow:±350μm、Warp:350μm
測定スピード 12,000点スキャン/60秒以内
主な評価項目 厚さ、TTV、BOW、Warp、サイトフラットネス、グローバルフラットネス(ASTM準拠)
データ出力形式 CSVファイル形式、2D/3Dマッピング表示
価格 公式HPに記載なし(要問い合わせ)
ナプソンの
非接触厚さ計はウエハの厚みと
平坦度を1分未満で高速解析する
半導体業界の本格派システム

静電容量方式の非接触センサーにより、傷や破損のリスクなくウエハサンプルの厚さやソリ、歪みを高精度に同時検出します。
60秒以内に12,000点をスキャンするスピードと、2D/3Dマッピング解析能力により、半導体や次世代パワーデバイス(SiC・GaNなど)開発・製造における、極めて厳しい形状管理基準を確実にクリアできます。

非接触厚さ計といっても、計測対象や求める精度によって適した方式は異なります。導入成果の最大化には、使用環境に合った製品選びが重要です。
このサイトでは、「連続生産されるシート材を安定して測定したい」「材質ごとの反射率に左右されず測定したい」「多層構造の膜厚を正確に評価したい」といった計測の対象と目的に応じて選べる非接触厚さ計3選を紹介しています。
特徴や対応方式を比較しながら、自社に合ったモデル選びのヒントとしてご活用ください。

ナプソンのサポート体制

ナプソンでは、製品の検討段階から導入後に至るまで、測定の専門メーカーならではの手厚いアフターサービス体制を構築しています。同社の「千葉技術センター」には各種デモ製品が常設されており、納入前に技術スタッフへ相談しながら、機器の操作感や設置寸法を直接確認することが可能です。

また、「お客様の対象物で実際の測定結果はどうなるか」を事前に確認できるデモ測定にも柔軟に対応しています。これにより、自社のウエハサンプルや薄膜が期待通りの精度で評価可能かを事前にクリアにできるため、ミスマッチのない確実な機器選定をサポートしてくれます。

ナプソンの非接触厚さ計(膜厚計)導入事例

ナプソンの公式サイト内では、具体的な納入企業名や詳細な事例インタビューは掲載されていませんでした。しかし、測定対象として「シリコンやSiC、GaN等の化合物半導体ウエハ」「太陽電池材料の品質検査」が挙げられており、ナノ・ミクロン単位の厳密なプロファイル管理が不可欠な大手半導体デバイスメーカー、材料メーカーの研究開発部門やクリーンルーム内検査工程での信頼性が高い実績を多数持っていることが窺えます。個別ウエハに対する応用確認や詳細な事例については、直接デモ測定を含めて相談することをおすすめします。

ナプソンの会社情報

会社名 ナプソン株式会社
本社所在地 〒136-0071 東京都江東区亀戸2-36-12 エスプリ亀戸7階
電話番号 03-3636-0286
URL https://www.napson.co.jp/
【計測対象別】
非接触厚さ計3選

非接触厚さ計は、計測対象となる材料や厚み・範囲、用途に合ったタイプを選ぶことが大切です。
ここでは、計測対象別に適した非接触厚さ計3製品を
紹介していきます。

連続生産ラインの
薄物シート材なら
『SX-1100』
ナノグレイ
  • 放射線式

    X線やβ線を素材に照射し、透過した放射線量から厚さを算出。
    振動や素材の色に影響されず、安定した非接触測定が可能。

    【こんな用途におすすめ】

    材質が透明・半透明(フィルム、ガラス)、黒色・光沢のあるものを計測したい。
    高速搬送や振動がある連続ラインで、薄物シートのリアルタイム監視を行いたい。

    放射線式
放射線式
揺れ・素材に強い
汎用型モデル
  • 物質を透過し測定するX線式を採用しているため、黒色材、散乱体など素材を選ばず「透過測定」が可能
  • 高感度・高速応答の放射線検出方法「シンチレーション検出器」採用で、金属箔など薄物の搬送系での精度±0.1μmを実現
搬送で揺れのない
厚物シート材なら
『thicknessGAUGE C.LL』
Micro-EpsilonJapan
  • レーザー式

    上下のレーザー変位センサで表面距離を測定し、その差から厚さを算出。
    非接触でμm単位の高精度測定が可能。

    【こんな用途におすすめ】

    金属・薄いプラスチックで放射線を避けたい。
    静止または揺れの少ない搬送環境で正確に測りたい。

    レーザー式
レーザー式
剛体向け
高精度モデル
  • 揺れのない対象物に精度の高い計測ができる「三角測量方式」を採用し、システム
    精度±1/±5μmを実現
  • 金属・木材・プラスチックなど、一般的な工業材料に対応し、材質ごとの反射率の違いに左右されにくい安定した測定ができる
化学組成の異なる
多層フィルムなら
『赤外線極薄厚さ計IRMT01』
チノー
  • 赤外線式

    素材が特定波長の赤外線を吸収する性質を利用し、層ごとの厚みを測定。
    多層フィルムの非破壊・非接触測定に向いている。

    【こんな用途におすすめ】

    コーティング膜や電池電極など多層を見分けたい。
    極薄膜をリアルタイムでモニタリングしたい。

    赤外線式
赤外線式
薄膜対応の
層別測定特化モデル
  • 表面反射を除去して精度を高める「P偏光正反射方式」により、異なる化学組成の層を識別しやすい
  • 10µm以下の極薄膜に対応し、28msの高速更新周期でインライン厚み管理が可能。リアルタイムに変化を把握でき、工程調整や不良発生を抑制