倉敷紡績(クラボウ)の環境メカトロニクス事業部エレクトロニクス分野では、赤外線技術を応用した赤外吸収式膜厚計を展開しています。化学組成の定性・定量分析に広く利用されている赤外分光法を用い、測定したい層や成分に狙いを定めて厚みを測定できる点が特徴です。
本記事では、倉敷紡績の非接触厚さ計の製品ラインナップと仕様、サポート体制、導入例、会社情報を紹介します。
RX-1000は、透過型の赤外線膜厚計・水分計です。液晶・有機ELディスプレイ向けフィルムの製造プロセスをサポートする光学フィルム用途の機種として紹介されています。分光方式は回転フィルタ方式で、フィルタを6枚まで実装できます。測定距離は22.5mm(両センサヘッド間距離:45mm)、測定面積は7×13mm(楕円)です。外部出力はRS422Aによる上位PCへのデジタル出力に対応しており、使用温度は5~40℃(結露なきこと)とされています。
| 種類 | 赤外吸収式(透過型) |
|---|---|
| 測定対象物 | 光学フィルム(液晶・有機ELディスプレイ向けフィルム) |
| 測定範囲 | 公式サイトに記載がありませんでした。 |
| 測定精度 | 公式サイトに記載がありませんでした。 |
| 用途 | 偏光フィルムの水分計測による製品カールの管理、保護フィルムの厚み管理や水分、反射防止コートやハードコートの厚み、粘着剤のコート厚み(光学フィルム用途として記載) |
| 価格 | 公式サイトに記載がありませんでした。 |
| 製品サイズ | センサヘッド部:投光・受光センサともに225(W)×145(D)×80(H)(突起部含まず)、重量:投光・受光ユニットともに3kg 中継ユニット部:260(W)×140(D)×113(H)(突起部含まず)、重量:3kg |
倉敷紡績の赤外吸収式膜厚計は、測定したい層や成分に応じて適切な波長を選定し、狙った層や成分の厚みを測定できる膜厚計です。
ラミネートフィルムの接着剤の塗布量、LIBセパレータの基膜と耐熱コートの同時測定、鋼板の塗油量や有機皮膜のコート厚みなど、層や成分を分けて厚みを管理したい場合に適しています。オンライン機種に加え、持ち運び可能なオフラインモデル(NR-neo3)も用意されています。
非接触厚さ計といっても、計測対象や求める精度によって適した方式は異なります。導入成果の最大化には、使用環境に合った製品選びが重要です。
このサイトでは、「連続生産されるシート材を安定して測定したい」「材質ごとの反射率に左右されず測定したい」「多層構造の膜厚を正確に評価したい」といった計測の対象と目的に応じて選べる非接触厚さ計3選を紹介しています。
特徴や対応方式を比較しながら、自社に合ったモデル選びのヒントとしてご活用ください。
倉敷紡績では、赤外吸収式膜厚計の導入にあたり、測定したい層や成分に応じた最適な波長を選定し、製品・用途・加工方式に合わせた運用を提案しています。導入後のサポートとして、製品サポートページでソフトウェアの最新バージョン情報やUSBプロテクトキーのドライバを提供。販売終了商品の情報も公開されており、RX-200やRX-400など販売を終了した膜厚計の一部は、保守を継続中と案内されています。
公式サイトに具体的な導入事例の記載はありませんでした。
| 会社名 | 倉敷紡績株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 大阪府大阪市中央区久太郎町2-4-31(大阪本社) |
| 電話番号 | 06-6266-5111(大阪本社) |
| 公式HP | https://www.kurabo.co.jp/el/ |
非接触厚さ計は、計測対象となる材料や厚み・範囲、用途に合ったタイプを選ぶことが大切です。
ここでは、計測対象別に適した非接触厚さ計3製品を
紹介していきます。